大阪 南港 事件。 客観的帰属論の展開とその課題(一)(安達)

因果関係の認定

また、目的的行為論の立場から客観的帰属論に批判的な立場をとるヒルシュも、客観的帰属論がドイツの学説において通説的地位を占めるに至っていることは認めている。

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大阪連続バラバラ殺人事件

しかし、従来の体系を根本的に否認して客観的帰属論という新しい体系を構築 ないしは導入 するには、従来の体系で合理的な解決を図ることが不可能に近いほど困難な事件が契機となるはずであることは、これまで強調してきたとおりである。

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大阪連続バラバラ殺人事件

挑戦状は1985年9月6日に高田署へ届き、消印は大阪府近辺だった。 二 ステューベルの見解 14 も、主観面による正犯と共犯の区別を否定するという点では客観説に属すると言ってよいであろう 15。 - 国土交通省近畿地方整備局• それだけでなく、複数の過失の関与者の結果に対する寄与をそれぞれ単独正犯と解する統一的正犯論では、「革スプレー事件」において問題となったような、個々の過失行為の結果に対する因果関係の存在が確認できない場合に、注意義務に違反しており、かつ各関与者が共同して注意義務を遵守しておれば結果を回避することが可能であったにもかかわらず、すべての関与者を不可罰と解さざるを得ないことが問題とされる 2。

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客観的帰属論の展開とその課題(四・完) (安達)

このように井田教授は、相当因果関係説の因果関係理論としての限界を指摘され、同時に客観的帰属論が有力化した背景を分析される。

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客観的帰属論の展開とその課題(一)(安達)

この事案では、車で衝突した行為と引きずり降ろしてアスファルトに衝突させた行為といずれの行為から死亡結果が生じたか明らかではないため、車で衝突した行為と死亡結果との間の因果関係を否定しています。 また、共犯処罰根拠の分析を基にこの問題にアプローチするものとして、増田豊「共犯の規範構造と不法の人格性の理論-共犯の処罰根拠と処罰条件をめぐって-」法律論叢七一巻六号 一九九九年 一頁以下がある。 中でも、熊本地判平成元年三月一五日、判例時報一五一四号一六九頁は、業者が軽油引取税を納付しておらず、さらにその業者から軽油を買うことが軽油引取税不納付を援助することになるという認識の認められる被告人について、彼の軽油を安く買う行為は、「結局のところ、売買の当事者たる地位を超えるものではない」として、軽油引取税不納付の共同正犯はおろか幇助としても無罪とした。

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客観的帰属論の展開とその課題(一)(安達)

同日には(の題材)の死刑囚(在監)にも死刑が執行された。 これに対して、主観説は一九世紀ドイツの刑法学説に独自のものとされる 5。 なお、大谷教授は客観的帰属論については、これを条件関係の限定理論と捉え、危険増加の理論、規範の保護目的の理論、規範の保護範囲の理論に分類した上で、規範の保護範囲や保護目的の基準は漠然としていて、類型的判断である構成要件該当性判断に用いるべきではないと批判される 30。

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しかし、彼は今やこの借用説を「人為的なものとして否認され、ここではもう認められない見解 36 」として退ける。

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[解説] 因果関係①-大阪南港事件(刑法総論):最高裁平成2年第三小法廷決定

事件当時、は本事件を「と並ぶ最重要課題」と位置付けて捜査した。 普段は温和で愛想がよく口も上手で、仕事上付き合いのあった飲食店・スナックの女性から評判が良かったが、知人たちからは「酒に酔うと金額のことで腹を立てる」「腕っぷしが強く急に怒り出す」「すぐに首を絞める癖がある」などの二面性も指摘されていた。

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